盗聴器発見業は儲かるのか?

盗聴器。
昔は政治家や芸能人専用の話でしたが、現在では普通の家にも仕掛けられていることが珍しくありません。

分譲タイプのマンションなら危険性は少ないかもしれませんが、賃貸物件ではよくある話です。
盗聴器自体も普通に売ってますしね。
三穴コンセント型盗聴器 (発信機)なら25,000円程度で売っています。
この程度の値段なら誰でも手に入れることができますから、盗聴被害に会う人は増加することが簡単に予想できます。
盗聴器
悪い意味で普及してしまっている盗聴器。

盗聴器が増加しているなら、盗聴器発見業もイケそうな気がします。
今回は、盗聴器発見業を思考してみたいと思います。

元手は盗聴器を購入するほか、サイトをつくる程度ですから参入しやすいと言えばしやすいですね。

気になる盗聴発見の調査料ですが、やはり部屋の大きさによって変わるようです。

私が調べた所、
30㎡程度の部屋で2万円
100㎡程度で3.5万円
という感じでした。盗聴のみの調査で盗撮は含んでいません。

盗聴発見をまんまビジネスにするのは、集客の意味で相当大変なのではないかと思います。
超ローカルビジネスとして展開がよさそうですね。

さて、盗聴発見器はどの程度のものを用意すれば良いのか?
気になりますよね。
ホームセンターレベルで売っている数千円のものでは、お金が取れるレベルではないことは言うまでもありませんが、だからと言って数十万レベルの機材も敷居が高いです。

一般的な盗聴器のが使っている周波数というものがあるようですが、その周波数だけでも不十分な気がしますね。
どの程度のスペックがあれば良いのか?
悩むところです。

そんな中、候補として見つけたのがこちら

盗聴発見機 HR-07

HR-07プロ仕様! 盗聴発見機 HR-07 日本製
盗聴器で良く使われる周波数の
1 : 398.605MHz (A) / 2 : 399.455MHz (B) / 3 : 399.030MHz (C)
4 : 410.350MHz (D) / 5 : 410.150MHz (E) / 6 : 406.520MHz (F)
をカバー。
重さも185gと軽量です。
充電タイプ。
お値段58,000円

盗聴発見器 バグチェイサーEX サンメカトロニクス

バグチェイサーEXサンメカトロニクス 盗聴機器発見器 バグチェイサーEX BUG CHASER EX
50~2,000MHzをカバー。
ディテクトモード
(電波をキャッチすると、LEDが点灯し、方向と距離にを詰めていくことができる機能。)

スキャンモード
(電波を受信すると自動的に音声モードに切り替わりスピーカーで音声を聞くことができる。)
の2つのモードがある機種。
重さも201gと軽量級。
乾電池稼働。
お値段49,800円

検討材料

やはり、広帯域対応機種がいいですね。
デュアルモードの方が発見しやすそうです。
HR-07はお手軽感はありますが、6種類のサーチしかできないようです。

そういう意味ではバグチェイサーEXの方が良さそうですが、この機種イヤホンがないんですね。
イメージですが、盗聴調査をしている時にイヤフォンがあった方が良いような気がするのですが、不要なのでしょうか。

あとこの2つは、アナログの盗聴器は発見できるようですが、デジタルの盗聴器だとお手上げだそうです。
もっとも、デジタルの盗聴器はとても高額なので、相当な所でないと仕掛けられないようですので実務上は問題なさそうですけれど。

さて、話は戻りますが、盗聴発見業ってそもそも儲かるのでしょうか?
前半で書いたように、盗聴発見をビジネスにして利益を出すのは結構至難の業ではないかと思うのです。

何故かと言うと、そもそも盗聴されているのでは?と思うシチュエーションがないからです。

問題が顕在化しないんですね。

それで思い出しましたが、昔盗聴器発見業のFCなんてありましたね。
参入障壁の低さと利益率の高さからドンドン参入しましたが、現在見回しても目立ちません。
調べてみたら現在代理店は募集していないようです。

ビジネスとして機能しなかったという事ですね。

では、ビジネスとして成功する盗聴器発見業とはどんなビジネスモデルで行えば良いのか?
本格的な機材を購入しないで始めるのですから、おのずとハイレベルな業務依頼は受けることができません。

例えば、ビジネスホテルの目の前や隣の立地で、盗聴器レンタルをするというのはどうでしょうか?
1回1時間500~1,000円程度でレンタルすれば、宿泊客が一定数レンタルすることが見込めますよね。

そういう意味で言えば、高速インター周辺にある大人のホテルなども需要がありますが、カップルがホテルに入る前にレンタルして、、、というシチュエーションは考えにくいですね。

シティーホテルにデリバリーで調査に行くというパターンはアリかもしれませんね。

盗聴器発見業って、自分で仕掛けて自分で発見する見たいなマッチポンプがはびこる業界ですから、顧客が能動的に来てくれる環境を作らないと難しいでしょう。

また、単発課金モデルだと常に新規顧客を集客する必要があるので、継続課金モデルでのビジネスも構築する必要があります。
定期的に回れる環境が欲しいですね。

そこで少し思いついたことがあります。
ここでは書きませんが、実験してみようかと思います。

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