SBI証券のFXがついに大改革

FX緊急事態発生!の記事で書いた通り、SBI証券では、為替差益を毎日、「差入れ現金」から精算しているという注意書き。

つまり、代用有価証券だけを担保にポジションを取っていると危険だと書きました。

そのSBI証券。
29年5月20日から制度が変わりました。

変更点は以下の通り。

ロールオーバー時の値洗い方式から建値維持方式への変更

変更前

ロールオーバー時で未決済のポジション決済されたものとみなし、損益が繁栄される。
スワップポイントについても、ロールオーバー時に発生し、実現損益として即時に預託保証金に加減算される。

変更後

購入時の建値が決済時まで維持される。
ロールオーバー時において実現損益は発生しなくなり、保証金の精算もしない。
スワップポイントは未実現スワップとして計算され、決済時まで実現損益として発生しなくなる。

これにより、年末の未決済残高スワップ収入の申告も不要になるという事です。

ストレート通貨ペア(ユーロ‐米ドル等)の提示レート下 5 桁化対応

変更前

小数点以下4桁までの表示

変更後

小数点以下5桁までの表示

数量が多い取引をしている人にはメリットのある変更です。

指値等の有効期限に GTC(無期限)の追加

変更前

注文時から1ヵ月先までの期間指定のみ。

変更後

GTC(無期限)を指定可能。

こちらは、取引頻度、回数が多い人にメリットのある変更ですね。

私はスワップ金利狙いなので、最初の変更以外にメリットを感じませんが、概ね良い改善だと思います。
但し、サラリーマンの人で一時所得の特例を受けたい場合は、未決済スワップ金利の件はデメリットになりますね。