「金がかからない世の中になった事」と「現金貯金が損」になる関係とは?
江戸時代、江戸から大阪までは普通の人が歩くと17日程度かかっていたそうです。
当時、郵便を出すと9日程度の日数がかかって費用は約1,200円程だそうです。
現在では、はがきなら62円で送れます。
わずか20分の1程度になった訳です。
江戸時代の終わりは1868年ですから150年足らずで通信費は20分の1です。
ちょっと極端じゃない?
という声が聞こえてきそうです(笑)
私が携帯電話を使いだしたのは、平成2年の頃。
その時の携帯電話は、保証金が確か20万程度必要でした。
基本料金が毎月3万とかだったかな。
通話料金も6秒10円。
六本木で豪遊する覚悟で電話をしていました。
当然、話しは手短に(笑)
電話しているフリをしている人もチラホラいました。
自慢したかったんでしょうね。
現在私が使っている携帯は月額固定料金1,500円。
いくら話してもこれ以外かかりません。
あっiphoneは別に持っていますが。。。
現在平成29年。
27年もの間で、携帯電話がえらく安くなりました。
飛行機も安くなりましたよね。
羽田ー福岡9,500円なんてあります。
電車より安い。
物価が安くなったのか、それともお金の価値が上がったのか?
世の中全て、生産性が高まっている。と言えるでしょう。
江戸の話ではありませんが、昔は飛脚が手に荷物を持って運搬していました。
今はトラックや電車を使って安く大量に運搬することができます。
短時間に大量の業務を処理することができるので生産性は間違いなく上がっています。
一方、お金の価値はどうか?
大平洋戦争の記録を見ていると面白いことが分かります。
戦艦大和。
言わずと知れた、日本最大級の戦艦です。
大和型1隻の製作費は当時約1億3700万円だそうです。
現在の貨幣価値に換算すると3,000億円程度になるようです。
という事は、昔のお金の方が絶対価値が高かったことになります。
完成当時は1940年現在は2017年。
77年間で貨幣価値は、2189分の1になってしまった。という事になります。
1年で28分の1というとてつもないインフレです。
物価が下がっているが貨幣価値も下がっているんですね。
これは何を意味するのか?
物価と貨幣価値の関係を見ると
物価の減少割合<貨幣価値の低下
であることが分かります。
という事は?
現金を貯金しておくと、事実上その現金はドンドン減っているということを意味します。
では何が必要か?
日本国内だけではなく、世界的に見たインフレを超えるような運用が必要です。
仮に国内金融資産を所有していても、世界的に見て日本の経済が遅れて入れば円安になり、ありとあらゆるものを輸入に頼っている日本に住んでいる日本人の生活は苦しくなるからです。
国内外の金融資産を作る必要があります。
私の場合、利回り15%を超える運用をしてゆくことが目標にしています。