稼いだお金を燃やし、灰にしてしまう人
仕事柄生活に困窮している人と良く会う。
つくづく感じることがあるのですが、毎日お金を燃やす行為をしているということ。
お金を燃やせば貧乏になるのも必然です。
一番分かりやすいのがタバコ。
先日会った人は、無職になって早、4か月。
貯金はゼロ、是金も未納があり先日生命保険の満期返戻金があるのを市役所が見つけ、強制的に解約、返戻金は差し押さえられた。
そんな生活困窮状態でもタバコを止めることができない。
正に、自己管理ができない典型例です。
他にもたくさんある。
子供の習い事が、水泳にそろばん、学習塾など月に3万円超え。
貯金はゼロ。
訳が分からない。
子供にはできるだけのことはしたいという。
その思考自体は否定するものではありません。
私も子の親。気持ちは分かります。
しかしです。
残念ながら子供の教育というのは親の余裕の中でしか生まれません。
自分が自立しているからこそ人の援助ができるのです。
自分が貯金ゼロでだれを支援しようというのか?
完全に間違っている。
この子供が大学に行く際、学費はどうするのであろうか?
全くもって本末転倒です。
親の見栄の為に、子供を塾に行かせたり習い事をさせていることが透けて見えてきてしまう。
別の事例を挙げましょう。
家にはお菓子がたくさん。
聞けばセールの時にまとめて購入しているとのこと。
お菓子を買う事は浪費でしかありません。
生活必需品ではありませんからね。
しかも、多少安くても大量に買うことがどれだけ浪費を進めるか根本的なことを理解していない。
人間というのは大量にモノがあると、大量に消費をしてしまう弱さを持っています。
つまり、安く大量に買うと、無駄に大量に消費するのです。
大量に消費をするとどうなるのか?
当然、脂肪という名の物体が身体に付くことになります。
結果、動脈硬化などの発症リスクが高まり、病院代もかさみます。
お菓子を大量に買うと二重に貧乏になるのです。
特売でものを買う行為。
こんなことをしている人は、思考が足りないという他ありません。
最後にもう一つ例を挙げましょうか。
週末しか乗らない車を持っている人。
ハッキリ言えばタクシーやレンタカーの方が断然安い。
常識です。
にもかかわらず、なぜたまにしか乗らない車を購入するのか?
見栄以外の何物でもない。
人は見栄の為に、金を燃やすのです。
労働所得の場合、時間をお金に変換しています。
今回のお話しは、時間を使って稼いだお金を燃やし、灰にしてしまう人についてお話しをしました。
お金を灰にしています人も愚かですが、時間を灰にする人も愚かです。
労働時間以外の時間をどうマネタイズするのか?という点も非常に重要です。