給料を上げる為に簡単にできること
先日相談を受けた話を今回ご紹介しましょう。
どんな相談かと言うと、「自分の給料が安いんです」というもの。
おそらく世の中の8割くらいの人は、自分の給料が高いとは思っていないでしょう。
給料というのは、自分の労働生産性を数値化したもの。
自分の給料が低いのは、自分の労働生産性がそれだけだということです。
話は単純です。
しかし、理解していない人がいるのです。
例えば、1時間に15個の製品を作ることができる機械Aと20個作ることができる機械B。
生産量は15対20で、当然20の方が良い機械だと思えます。
しかし、機械を動かすエネルギーがA機械は10、B機械は50必要だとします。
エネルギー1当たりの生産量は、A機械は1.5、B機械は0.4となります。
となると、Aの機械の方が生産効率は良い。という事になります。
当然、この機械の購入費はそれを勘案した金額になりますよね。
あなたの給料はこの機械の購入費と同じです。
これが労働力という考え方。
残業をたくさんして普通の成果を出したとしても、会社は割高な残業代、電気代など多額の経費の支出を余儀なくされるのです。
残業ゼロでどれだけ成果をあげることができるか?ここがポイント。
では、給料を上げる為にはどうすれば良いのか?
単純に考えれば、少ない時間でより多くの成果を上げることができれば、給料は上がります。
実際は、より多くの成果を上げる為に、長時間労働をしていることが散見されますが。
ある程度努力している人であれば気が付くことですが、個人の能力を上げようと思っても限度があります。
私も若いころ、シャカリキになって個人の成績を上げる行動をしていました。
しかし、頑張っても時間は有限。
限界があることに気が付きました。
若い時の反省点ですが、そのほぼ限界値と思われる年収で満足してしまったのです。
年収1,800万程度だったと思いますが。
その時は気が付かなかったのですが、より少ない時間でより多くの成果を出すためには?
その答えは、自分が動く時間を極力減らす事です。
つまり他人に働いてもらうのです。
できの悪い人でビジネスを回すことができれば、儲かります。
できの悪い人は、安く使うことができるからです。
言うは易しですけどね。
もう一つは自動化。
自分のエネルギーを極力使わないようにするためには、自動化が必須。
お客が集まる仕組みがあれば、集客のための営業をする必要がありません。
例えばウェブで自動的に集客ができる仕組みを作る、ファンを増やして紹介が来る仕組みを作る。
集客から、実務、集金まで極力自分のエネルギーを使わないで良くすることを日々考え実践すれば、おのずと収入も増えます。