paypayに踊ったバカ者たち

ソフトバンクとヤフーが運営するpaypay。
100億円あげちゃうキャンペーンが終わりました。

使いましたか？paypay。


私はアプリを入れたものの、1円も使いませんでした。
登録キャンペーンの500円をゲットしただけです。
私にはこれで充分。
元手ゼロですからね。

そもそも欲しいものもなかったですし。
しいて言えば、使っているノートPCの動きが遅くなってきたのでそろそろ買い替え時かな。。。程度でしたが使えているので。

さてこの100億円キャンペーン。
買い物をすると20%相当のポイントが付与され、40回に1回100%還元です。
誰が一番得をしたか？

目先の事だけ考えれば利用者が得をしたと言えます。
マスコミが連日、バカ騒ぎする人々を報道しています。

バカが騒いているな。というのが率直な感想。

バカ騒ぎしている人はある重大なことに気が付いていないのです。
10,000円分の買い物をして20%ということは？

言うまでもありませんが、2,000円ですね。

ポイントの話になりますが、思考が足りない人は20%引きという感覚しかありません。

実態は違います。

現金が2,000円キャッシュバックされるのではなく2,000円分のポイントが付与されるのです。
つまり、現金は戻ってこない。

ということは？

どこかで必ず2,000円分の消費をしないと恩恵に預かれないということです。
10,000円のお金を使って12,000円分の消費をしたということになります。

従って、10,000円÷12,000円＝83.33%の割引率となり、20%安くなる訳ではありません。
16.7%分余計に手に入れられるということです。

多くの人が「安くなった」と感じていますが、実は違う。
「より多くのものが手に入った」というのが正しい表現です。

全額キャッシュバックは割の良い宝くじのような制度は良いと思いますが、「躍らせた感」は否めません。

先ほどテレビで、居酒屋で飲んだ3人グループの様子が放送されました。
3人合計で13,000円程のお会計でしたが、paypayで支払った所、全額還元に当たり大喜びしていました。

さて、この3人グループ。
本来は13,000円÷3＝4,333円の負担です。
全額還元になったことにより、paypayで支払った人の元に13,000円のポイントは付与されます。
他の2人は？

全額還元ですから、ワリカンの支払いはしないでしょう。
当然です。

結果どうなったか？
支払いをした人は、13,000円の支出と同時に13,000円分のポイントを得た訳です。
他の2人は、支払いゼロ、ポイントもゼロです。

得をしたのは、支払いゼロの2人。
13,000円の支払いをした人は損です。

支払いはリアルですから13,000円の支出をしなければなりません。
しかし、ポイントは使える場所も有効期間も存在します。

※1・キャンペーン期間中、PayPay加盟店にてPayPay決済でお支払いいただいた方に対し、PayPay決済利用金額の20％相当のPayPayボーナスを付与します。お支払い後、原則として当該決済の翌月10日前後にPayPayボーナスを付与いたします。本キャンペーンにおけるPayPayボーナス付与上限はお一人様につき月額50,000円相当です。取引・キャンセル等の状況により不正行為が行われたとPayPay株式会社が判断した場合、景品の付与が無効になります。PayPayボーナスには利用期限があります。詳しくはこちら。
　 ・PayPayのオンライン決済サービスを提供しているサービスにてお支払いされた場合及びAlipay（支付宝）アプリを利用してPayPayのQRコードを読み込み決済した場合は、キャンペーン対象外となりますので、ご注意ください。

有効期間が2年とありました。
2年以内に利用しないと、ボーナスが消失してしまいます。

結果、最大の恩恵を受けるにしても、13,000円を無理やり使わなければいけない。ということになるのです。
果たして本当に喜んでいる場合でしょうか？

バカなんじゃないかと感じました。
思考が足らないと貧乏になります。

100億円に踊らされたバカ者たち。
愚かです。