コインチェックが倒産する三つの理由
コインチェックが火消しに必死ですね。
狭まる包囲網。
27歳の社長頑張ってほしいと思いますが、私の見立てではおそらく倒産するのではないかと。
素人レベルの話で現実性がないかもしれませんが、倒産する可能性が高い理由を考えたいと思います。
セキュリティーが急に向上することはない
で記載した通り、今回の原因はホットストレージで保管していたことと、マルチシグを使っていないことです。
理由は、システム的に難しいという極めて稚拙な理由。
技術的に難しいのなら、すぐに改善しないということです。
実際、私もコインチェックに口座を持っていますが、記事を書いている今現在、入出金ができないようになっています。
ちなみに、口座を開いたのは、仮想通貨に投資するためではなく別の理由。
おひねりをもらうことができる副業をしているのですが、その受け皿がコインチェックのビットコイン口座だったに過ぎません。
話を戻しますが、このセキュリティーが改善されないという問題が一番大きいと思います。
セキュリティーがしっかりしていない会社に、虎の子のお金を入れたままにする投資家がいるでしょうか?
少なくとも私は、この会社に財産を入れ込むことはないでしょう。
顧客が資金を引き揚げる
タイトル:出金再開の予定につきまして
2018.1.30
現在のCoincheckサービスにおける「出金」の一時停止につきましては、当社が自主的に行っている措置でございます。また、再開に伴う安全性等が当社にて確認され次第、再開を予定しております。数日中にも見通しをお知らせいたしますため、今暫くお待ちくださいますようお願い申し上げます。
この度はご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございません。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
と発表しています。
いつ出金可能になるのか不明ですが、出金可能になった瞬間、ほとんどの顧客が資金を引き揚げるでしょう。
銀行の取り付け騒ぎと構図が似ていると思いますが、信用を失った金融機関(コインチェックは金融機関ではありませんが)から自分のお金を引き出すことは当然の話。
補償の原資は、今までのスプレッドと売却利益ということですが、仮に補償ができたとしても、顧客が資金を引き揚げてしまえば事業は成り立ちません。
また、補償額も満額ではないので、セキュリティーの甘さによる過失を理由として26万人から訴訟が始まるでしょう。
公式サイトで、コールドストレージで管理と書いてあるにもかかわらず、ホットストレージで管理していたのですから、過失責任は逃れられないでしょう。
金融庁の登録ができない
一番大きな要因かもしれません。
金融庁が業務改善命令をした会社に、報告前に立ち入り調査に入るのは極めて異例です。
おそらく、本当に補償ができるのか?
実態はどうなのか調べるためだと思われますが、この状況で登録を認めるほうが無理があります。
よほど政治力があれば別ですが、どうでしょうね。
登録をした後に破たんしてしまっては、金融庁の調査はなんなのか?という批判にさらされるからです。
そもそも通常2カ月程度で処理される登録が、現時点でも登録されないのは今回の問題が発生する前から登録できない何かがあったと考える方が極めて自然です。
登録否認ということになった瞬間、取引所としての事業は継続できませんから破たんは確定しますね。