日本vsポーランドの試合をお金の視点で見たら

今回は日本対ポーランドのサッカーの試合についてのお話をしたいと思います。

結果的にはイエローカードの差。
それも2枚の差と言うことで、日本が決勝トーナメントに進出しました。
サッカーワールドカップ

しかしこの試合。世界中から非難が寄せられているようです。
外国だけではなく、日本国内においても「あの試合はないでしょ」といった声が数多く聞こえてきます。

ルールの中で戦っているのだから何をやっても結果が伴えばいいのではないか。と言う考え方と、ルールの中であってもスポーツマンシップに反する行為はするべきではないと言う考え方があるようです。

私自身がサッカーの試合について意見を言う立場ではないのでとやかくは言いたくありません。
ただ、このブログはお金の話なのでお金という視点で思考を広げたいと思います。

国の威信をかけたスポーツの祭典。4年に1度しかないワールドカップですから、当然世界中の目が集まっています。

ここでグループリーグで敗退する場合と決勝トーナメントに進んだ場合の違いについて考えていけば、おのずと見えてくるものがあります。

まず、監督の報酬はどのような差があるでしょうか?

グループリーグで敗退した場合の報酬と決勝トーナメントに行ったときの報酬。
更には、ベストフォーに入ったときの報酬。優勝した時の報酬。

皆、同じであるわけがないですね。

当然報酬は違う。と考えた方が自然です。

では、選手にとってもどうでしょうか?

当然、トーナメントに進んだ方が報酬が高いはずです。

サッカーの世界でもそれがあるかどうか分かりませんが、野球の世界は国際大会があるとその日程に応じてチームにも保証が出るそうです。
野球は保証が出るけれど、サッカーは出ないと考える方が不自然です。同じ様に出場保証が出ると考える方が自然です。

他にもあります。そうマスコミ。

ワールドカップの全日程は決まっていて、当然放映権も事前に決まっていると思います。
では、外国のチームの試合と、日本が出る可能性がある試合とどちらが放映権が高いでしょうか?

言うまでもありませんね。

更に実際に日本が勝って進めば、視聴率が跳ね上がります。

視聴率が上がると喜ぶのは、テレビ局とスポンサー。
特にスポンサーはテレビに映る時間が増えれば増える程、喜びます。

グループリーグで敗退する場合と決勝トーナメントに進む場合で、動くお金がけた違いになるのです。

さて、それを踏まえて誰もが思う事。

「手段はともかく決勝に進んでほしい」

そう願う人たちばかりです。

そんな中、「正々堂々と戦って敗退する」ことを望む人は少なくとも関係者の中には誰もいない。ということは明白です。

「お金」という視点で見ると、本質が見えてきます。