大衆と同じ動きをすると損をする

一般大衆と同じ動きをすると貧乏になる話を今日はしたいと思います。

首都圏に振った雪で慌てて夕方帰った人。
コインチェックのコマーシャルを見て、仮想通貨に手を出した人。

大損していますよね。
大衆と同じ波
電車の中は雪で電車が止まるかもしれないから、早く帰ろうという極めて単純な思考です。
電車なんてそうそう止まらないワと冷ややかに見ていました。

事実、電車は止まらなかった。
これは単にラッキーということではない。

私がこの混雑を避けることができたのは、もし電車が止まってしまったらビジネスホテルに泊まろうという選択肢を持っていたからです。

健康センターやサウナに泊まることだってできます。

従って、電車が止まろうがどうでも良かった。

そう書くと、「あなたはそんな気軽に泊まるというけれど、私は家に帰らないと子供が。。。」という人が必ず出てきます。

私に言わせれば同じです。
だったら、雪がひどくなる前にさっさと帰るか、有給を取ればよいだけの話です。

人と同じ行動を取ったから、混雑に巻き込まれて普段の倍の時間をかけて帰宅する羽目になるのです。
本質は、自分の行動が愚かであるということ。

私は仮想通貨をしてませんが、こちらも同じです。

投資雑誌を読んでいると、1年ほど前から仮想通貨の話題が取り上げられるようになりました。
この時点で、怪しいなと感じたと同時に、仮想通貨をやるのは止めようと思いました。

実際はその後、ぐんぐん上昇しましたのでこの時にやっていれば、急落した現在でも利益は出たかもしれません。

なぜ私がやらなかったのか?

理由はいくつもあります。
一つは、ブロックチェーンは絶対安全だと言われていたこと。
世の中に絶対なんてものは存在しません。

仮にブロックチェーンが安全だとしても、自分のPCがハッキングされたり、取引上がハッキングされれば意味がありません。

二つ目は、金利が付かないこと。
今でこそ、株で言えば貸し株のようなものができましたが、当時はありませんでした。
私は長期保有で配当を得る事を目的として投資します。
値上がり利益が目的ではありません。
売らない資産をいくら持っていても、それは含み益であって利益ではありません。

有利と勝利は似て非なるものですが、含み益と利益も似て非なるものです。

そして、一番大きな理由は「雑誌で取り上げられたから」です。
他の記事でも書いていますが、雑誌でこの株がねらい目!という記事を見た瞬間、その株は買いません。

雑誌で注目される時は、既に遅いのです。

大衆は、雑誌を見て推奨銘柄を買います。
短期的には上昇するでしょう。
同じ雑誌を見て買う人がいますからね。

買う人が増えれば価格が上昇し、提灯がつき更に上昇する。
まるで雪が降ったから急いで帰る人達のように。。。

コインチェックの流出事件が発覚しました。
数カ月前から、ガンガンCMをやって顧客を集めていました。
あのCMを見て、仮想通貨に手を出した人は、雪で帰る人と同じで本当に愚か者です。

大衆と同じ行動をすること。所詮それは、波の上に浮かぶ小舟です。
波に乗らないことは、楽ではありませんが生きていくには必要なことです。

雪の話にしても、仮想通貨の話にしても、群衆には「取り残されたくない」という意識があるのです。
この取り残されたくないが人の動きに流される原因なのですが。

人が行動しない時に動き、人が動き出したら静観するのです。